さくら IoT β版の仕様


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2016年10月にさくら IoT のβ版の通信モジュールが発売された。
1年経って、ドキュメントが充実してきた。
さくら IoT のα版との違いに着目して β版の仕様を整理した。

通信モジュール

β版ではLTEモジュールが太陽誘電製 TE8668 になり、α版に比べ全体に一回り小さくなった

マイコンインターフェイスは、α版と同じくI2C、SPI、UARTの3つ。
入出力電圧は、α版では5Vだったが、β版では1.8Vになった。

コマンドは、α版ではデータの送受信だけだった。
通信モジュールには、4バイトのチャネルが128個あり、
チャネルごとに、整数、実数、バイト列などの型を指定して、値を設定する。
β版ではファイルの受信、ファームの更新、時刻の取得などが追加された。

β版ではデジタル IO と ADC 入 力も備えており,マイコン なしに本モジュールを単独で利用 することも可能になるようであるが、現在は未実装です。

Arduinoシールド
α版では、通信モジュールを固定する機構のみを備えていた。
β版には電圧レベル変換回路があり、5V系のArduino と接続できる。

β版にはアンテナ固定具が付属され、アンテナを基板に固定することができる。

ブレイクアウトボード
α版では、ブレイクアウトボード自体がなかった。
β版には電圧レベル変換回路があり、5V系のArduinoや、3.3V系のmbed、Raspberrypiと接続できる。

マイコンのサンプルプログラム

α版ではArduino 用だけだったが、
β版ではmbed用、Raspberrypi用のPython版が追加された。

Arduino 用では、下記のサンプルプログラムが用意されている。

(1)AlphaCompat.ino
(α版のSakuraAlpha_I2C.inoと同じく、
一定間隔でカウント値を0,1,2 チャンネルに書き込み、送信します

(2)FirmwareUpdate.ino
通信モジュールのファームウェアアップデートを実行します。

(3)Shell.ino
Arduino IDE のシリアルモニタから 下記のコマンド操作を提供します。
改行を[CR み]に設定する。

(1)version:現在のファームウェアバージョンを表示する
(2)serial :通信モジュールのシリアル番号を表示する
(3)status :通信モジュールの通信状態を確認する
(4)sqi :通信モジュールの電波強度を確認する
(5)unixtime :UTC形式の現在時刻を表示する
(6)update :ファームウェアのアップデートを実行する
(7)reset :通信モジュールのソフトウェアリセットを実行する
(8)enqueue :送信キューにデータを格納する
(9)send :送信キューに貯められたデータを送信する
(10)size :送信/受信キューに貯められたデータ数を確認する
(11)cleartx :送信キューに貯められたデータをすべて消去する
(12)clearrx :受信キューに貯められたデータをすべて消去する
(13)dequeue :受信キューに貯められたデータをすべて受信する
(14)peek :受信キューに貯められたデータを閲覧する

ゲートウェイ

β版では,データ保存 DataStore 機能が追加された。
APIは、チャネル単位のデータ取得できるチャネルchannelモードと、
関連する複数のチャネルのデータをまとめて取得できるるメッサージmessageモードの2つがある。

料金プランに応じて、3つの閲覧期間が選択できる。

フリー 40日間
スタンダード 2年間
プレミアム 無期限

ゲートウェイの API
α版ではhttpと websocket の2つだったが、
β版では MQTT が追加された。
さらに、サービス連携として AWS IoT とAzure IoT HUB が追加された。

注意
本年4月からβ版から正式サービスになっていました。
さくらインターネット、IoTプラットフォーム「sakura.io」正式サービス提供開始
気付いていなかった (^^:

文中で β版とあるのは 、β版及ぶ正式版と読み替えてください。

参考
さくら IoT 開発者向けドキュメント

さくらの通信モジュール(β版)利用マニュアル


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